[書評]AIに仕事を奪われないために今からできる事!まんがでわかる 地頭力を鍛えるを読んで

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今回は表紙に釣られてふと手に取ってしまった本、まんがでわかる地頭力を鍛えるを読んで色々感じたので、自分の実体験も踏まえながら記事を書いていこうと思います。

モナ
茶髪ロングにピンクの服・・・この表紙の子、誰かに似てる気がするニャ。

カズ
ダ、ダレダロー(棒読み)

まんがでわかる 地頭力を鍛えるとは

まんがでわかるシリーズについて

まんがでわかるシリーズはビジネス本を分かりやすく、読みやすくするために漫画にしたもので、ストーリーに沿って考え方を紹介し、具体例を出しながら説明しているので要点が非常につかみやすい本です。

シリーズ本の中でも特に七つの習慣がではないでしょうか。

地頭力とは

この本のタイトルの地頭力ですが、本書では「自分の頭で考える力」と定義しています。

AIの進歩により、今後はさらに情報が手ごろで簡単に手に入るようになると言われています。また、工場などのブルーカラーの仕事だけでなく、事務職を含めいくつかのホワイトカラーの仕事も後々はAIに奪われていくと言われていますね。

そんな中でも地頭力を伸ばすことで、蓄えられた知識を駆使し、様々なシチュエーションに対して柔軟な対応ができるようになるため、AIにも奪われないような仕事ができるとされています。

今後のIT化社会を生き抜くためには必要な力とされていますね。

地頭力は主に「結論」から「全体」を導き、「シンプルさ」を求めます。

本情報

本の情報は以下の表のようになっています。

著者 細谷功
出版社 東洋経済
ページ数 161ページ
発売日 2017年6月30日
価格 1,300円+税

知識力はAIにとって代わる?

知識力とは

この本では地頭力の対極となる存在として知識力が紹介されています。そしてその知識力とは「唯一の正解があるもの」と定義されています。

具体的にはクイズや受験など、答えが決まっており、答えを求めるプロセスも1つに決定しているものが知識力であると書かれていました。

要するに知識の世界とは過去に起こった事の集大成であり、その正解をどれだけ覚えているかを表す指標が知識力なわけです。

そして日本ではその知識がたくさんある物知りな人=頭のいい人という価値観が未だに根強く残っています。日本が学歴社会と言われる所以もここにあります。

知識力は今後不要?

この本では主に地頭力について書かれており、対の知識力に関してはあまり書かれていません。

理由として現在、検索エンジンが飛躍的な進化を遂げ、ネットワーク上に膨大な知識があるので、誰でも簡単に短時間で知識を仕入れられる時代になっています。それゆえに知識を広げるより、その知識をいかに使うかが重要だと考えられるためです。

しかし知識がまったく要らないのか、それは否です。地頭力を目的とするなら、知識は手段であり、知識が広ければ広いほどあらゆる手段を用いて目的を達成できます。

完璧主義は失敗する!?

知識力が高い人は完璧主義が多い?

特に学生の間はそうですが、学校では完璧を求められることが多いですよね。例えばテストでは100点が満点で、満点が1番良いという評価をされます。

そして100点が良いという評価をされ続けたらどうなるか。常に100点を取るために努力を続ける完璧主義者の完成です。

完璧主義は決して悪い事ではありませんしむしろ素晴らしい事です。しかし時と場合によってはマイナスに働いてしまうこともあります。

ビジネスでは完璧よりも成し遂げる事

完璧主義は特にビジネスの場合、なかなか良い方向に働きません。

理由は大きく分けて2つあり、1つ目は時間が限られているからです。

時間をかければ100%の事をできたとしてもビジネスの世界ではそう甘くはありません。他のライバルに先を越されてしまうかもしれませんし、時代の流れで完成したころにはそれが陳腐化してしまっている可能性だってあります。

そしてもう1つがビジネスには明確な答えがないからです。

特に情報の浮き沈みが早い現代では知識が生まれそれが集約化される前に新しい知識が生まれてきます。

そこで100%の答えを求めようとしても難しいもので、実際に20%の完成度でも良いから実行し修正し実行しを繰り返す方がよっぽど成功に近づきます。

よくP(plan)D(do)C(check)A(act)サイクルが重要とか言われてますよね。

最初から100%のモノを作ってリリースするのではなく、20%の物を作って、結果を見て頭を使って修正していくことで正解に近づいていくといった手法の方がビジネスでは成功しやすいです。

このサイトでの具体例

このサイト内の記事でも実は知識力(完璧)を狙って失敗してしまった例と地頭力(考える力)を使って成功した2つの例があります。

一つ目の完璧を求めたページに関してはこちらになります。

[MHW]攻略情報まとめ
こちらはモンスターハンターワールドの攻略情報をまとめたページになります。攻略に必要なデータベースやその他攻略情報はすべて此方のページに集約しております。極力正確な情報を提供するよう心がけておりますが、不備や情報交換等が御座いましたらコメントかメー...

このページでは1月末に発売されたモンスターハンターワールドの攻略記事を書いているのですが、そのゲーム内に出てくるモンスターの詳細やシステム、フィールドを一つ一つ丁寧にまとめていくつもりでページを作り上げていきました。

結果として情報量が膨大なため時間がかかってしまい、他の大きい攻略サイトの方が時間も人でもあるため思うように人が集まらず、やることも膨大なため結局途中で挫折してしまいました。

この記事を書いた段階でゲームソフトの売り上げは(世界で)750万本の大ヒット作だったにもかかわらず、PV累計は9万ほどでした。

逆に取り敢えず20%からでも良いから作って修正していったページがこちらになります。

[ゼノブレイド2]攻略情報まとめ
こちらはゼノブレイド2の攻略情報に関するページです。攻略に必要なデータベースやその他攻略情報はすべて此方のページに集約しております。極力正確な情報を提供するよう心がけておりますが、不備や情報交換等が御座いましたらコメントかメールでご指摘頂けると嬉し...

このページは12月頭に発売されたゼノブレイド2の攻略ページになるのですが、こちらはわざわざ一つ一つのマップや情報を掲載しているわけでなく、ゲームをプレイしていく上で、「この辺書いておくと役に立つかも?」位の感覚で記事を書いて結果から修正、リリースを繰り返していったページになります。

記事にかけた時間はモンスターハンターワールドの時程かかってはいませんが、未だにこのサイトのアクセス上位を占めています。

そして少なくとも前者のページよりも頭を使っていたと言い切れます。(前者は完全思考停止)

売上は(世界で)100万本だったのに対しPV累計は30万を突破しています。

モンスターハンターワールドに比べると圧倒的に成功したと言えます。

このように、最初から完璧を求めるより、実際にやってその都度考えて修正をかけていくといった手法の方が成功するようです。

フェルミ推定とは

少し前から注目されてきた考え方にフェルミ推定というものがあります。

例えば「バスの中にゴルフボールを敷き詰めたらいくつ入るか」や「世界に猫は何匹いるか」といったとらえどころのない質問のことです。

これは「結論」から「単純」に考える地頭力を鍛えるツールとして良いものとされ紹介されています。

実際、最近の企業では採用試験にフェルミ推定を出題することもあり、それだけ企業側も地頭力の高い人を欲する傾向が増えてきたと言えるでしょう。

フェルミ推定のトレーニングには以下の本が打ってつけです。

このフェルミ推定が出来るようになると短い時間で大まかな筋道を立て大体の答えにもっていくプロセス(=地頭力)が身につくので問題解決能力が跳ね上がります。

フェルミ推定に関しては下記のページでさらに詳しくまとめているのでご参考までに。

最近増えてきたフェルミ推定問題の対策!例題を交えて説明します
今年も就職活動の時期になり当サイトのSPIの記事も若干賑わってきました。選考の過程でSPIを導入している企業は多く、対策の本やサイトも多いため練習の機会は多いかと思います。しかし就職ではもう一つ、最近流行のフェルミ推定が問われる場合もあります。フェルミ...

数学との意外な共通点

ここで話はちょっと変わりますが、皆さんは数学ガールと言う本をご存知でしょうか。

数学ガールは数学を題材とした小説ですが、話の中にちょくちょく国をまたぐといった表現が出てきます。

この国と言うのは線形代数の世界だったり離散数学の世界だったりするのですが、線形代数の世界だけで\(A\to B\)を求められない時、一旦離散の世界である\(A\to A’\)へ行き、離散の世界で\(A’\to B’\)を求め、再び\(B’\to B\)で線形代数の世界へ帰ってくる事があります。

詳しくは数学ガールをご覧ください。

そしてこの本でも後半の説明で具体レベル抽象レベルと言う国があり、具体的事象から具体的解決策を得るためにいったん抽象レベルの国へお出かけしています。

こうしてみると地頭力と数学力は共通する場所がありそうですね。

数学も受験の科目として見られてしまいがちですが、受験の中だけでとどまってしまうのは非常にもったいないです。

例えば一つの問題を解くときに代数的に解くのか、幾何的に解くのかといった様々なプロセスがあります。このプロセス(=別解)を探すのが本当に楽しく、それは数学に限った話ではないと思っています。

ある解き方は苦手だけど、別の解き方なら解けた。それで十分です。だってどんな方法でも最終的に成功すればいいのだから。

まとめ

最後の方は数学に話が脱線してしまいましたが、今後こういった自分の頭で考える能力は必須と言えます。

特に最近は何か迷うことがあったら重大な問題でもネットで調べてそれを答えにしてしまう風潮があります。

莫大な知識に踊らされないよう、重要な情報を取捨選択する習慣を身に着けて行きましょう。

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投稿者: TS

ゲームと数学のことを主に書いてます! アドバイスやご指摘があれば是非お願いします!!

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