[アクアリウム]熱帯魚がすぐに死んでしまうときの対処法

2019年2月7日

せっかく飼おうと思って熱帯魚を水槽に導入したのに、入れて数日のうちにお星さまになってしまった・・・。そんな苦い経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者も何度かやらかしてしまい、ネットやショップの人に相談し、今ではほとんどそういった事態を避けられるようになりました。

今回は熱帯魚がすぐに死んでしまうときの原因と対策をここでご紹介していきます!

店に問題がある場合

一つ目の原因がペットショップ側に問題がある場合です。

これは買ってしまってからではどうしようもないので、買う前に見極める必要があります。

更に詳しく見て行きましょう。

入荷時に既に弱っていた

水槽に入れられて間もない魚は運ばれている際につかれていたり、何らかの病気にかかっていたりして弱っている可能性が高いです。

入荷したばかりの魚ではなく、入荷後数日から数週間経って売れ残っているような生体の方が案外長生きしてくれるのでオススメですよ!

餌付けの問題

ペットショップにいる際には元気に泳ぎ回っているような魚でも、家に持ち帰り水槽に移すと餌を食べず、そのまま元気がなくなって死んでしまうケースもあります。

これは餌が関係していることもあり、店側に非があるわけではありません。

しかし、そういったケースを避けるためにもどのような餌を使っているかをあらかじめ聞いておき生体と抱き合わせで買いましょう!

ネットショップで購入した

生体は基本的にネット通販はできないのですが、熱帯魚やエビ、昆虫などの愛護法で保護されていない動物は今だにネット通販で購入することが可能です。

ネット通販で購入した場合、送られてくる際に管理が不十分(冬なのにカイロ無しだったり、夏なのに冷却材無しだったり)なことも多いので気を付けましょう。

新しく熱帯魚を買うときは極力自分の足で店に出向き、直接生体を見てから決めることをおすすめします。

どうしてもそれができない場合は店のレビューをしっかり見て、信頼できる場所でのみ購入しましょう。

導入時に問題がある場合

どんなに元気そうな魚でも水合わせが失敗していたり、運んでいる途中にストレスがかかったりして弱ってしまうこともあります。

水温・水質の差によるショック

水合わせがうまくいかなかった場合ですね。

特に体の小さい熱帯魚の場合、今までいた環境と新たな環境で差が大きいと負担が大きく、あっという間に死んでしまうこともあります。

まずは導入する水槽と熱帯魚の入った袋内の水温をゆっくり合わせるため、袋を水槽に浮かべて数時間は様子を見ましょう。

次に水質を合わせるため、滴定法を用いて水合わせを行います。

袋に穴を変えて水槽に浮かべる方法を昔は行っていましたが、新たな病気を水槽内に持ち込む可能性があるため極力控えましょう!

袋内にいるときにストレスがかかった

熱帯魚を購入すると、基本的に袋に酸素と飼育水、生体を入れた状態で渡されると思います。

その状態で長期間放置したり、持ち運びが雑で衝撃を加えたり、はたまた、周りが暑すぎたり寒すぎたりすると魚にとってはストレスでしかありません。

購入後は極力丁寧に袋を扱い、速やかに水槽に導入しましょう!

家の水槽に問題がある場合

店で良いコンディションの魚を買い、導入もうまくいっても長期間にわたって飼育する環境が悪ければ意味がありません。

しっかりとコンディションを整えましょう。

水槽が立ち上がっていなかった

初心者にありがちなミスですが、水槽を買って、水を入れて、砂を敷いてエアーポンプも用意したからと言い、すぐに魚を入れてしまうせっかちさんが結構いらっしゃいます。

始めて水を入れたばかりの水槽は、バクテリアがまだ多くは存在しておらず、魚の食べ残しや糞が分解されません。

結果として、魚にとって有毒なアンモニアが水槽内に充満して全滅・・・なんてこともありうるので、水槽を立ち上げてから数週間~1ヵ月ほどは何もせずエアーだけ回しておきましょう。

空気中のバクテリアがいつの間にか水槽内で繁殖し、環境が整っていきます。

水槽が崩壊していた

バクテリアの処理が追い付かずに不純物が水槽内に残ってしまったり、何等かの理由で濾過システムがうまく循環しないと水槽が崩壊を起こします。

その状態で新たな生体を導入するとどうなるかは火を見るより明らかです。

そうならないためにも、ちょくちょく水質をチェックしたり、濾過器を掃除したりして良い環境を保ちましょう。

まとめ

今回は熱帯魚の導入時に失敗しないようにするための記事になりました。

こまめなメンテナンスやチェックなど、大変な事は多いですが、生物の命にかかわる事なので欠かさずに行って行きましょう!