[日商簿記2級]目指せ一発合格!独学でできる正しい勉強法

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日商簿記は人気資格ランキングでも常に上位(資格の予備校TACより)に位置し、求人も多い資格になります。

特に2級はその簿記の中でも取得の難易度と価値のバランスが良く、最もコスパが良い資格と言われています。

決して誰でも受かるような簡単な資格ではありませんが、正しい勉強を積み重ねることで独学でも十分合格を狙えるので、今回はその勉強法をご紹介しようと思います。

日商簿記2級ってどんな試験?

日商簿記を受けるにあたって、まずは簿記がどんな資格でいつ実施されているのか、合格基準はどのようなものか知っておく必要があります。

基本情報

まずは基本的な情報になります。

受験資格 なし
試験日(年3回実施) 6月第2日曜日・11月第3日曜日・2月第4日曜日
受験料 4,630円(税込)
合格基準 70%以上
合格率 平均25%
勉強時間の目安 200時間
偏差値 53

偏差値はそこまで高くなく、合格率も平均は20%を超えています。

ただしこの試験の受験生は3級を取得していることが前提であり、受験者層は一定の知識ベースがある事は考慮しなければいけません。

また、採点は絶対評価で行われるため、年度によって合格率が大きく変わる事もあります。(筆者が受験した時は11%でした。)

メリット

日商簿記2級はコスパが良いと言われますが、果たしてどれくらい良いのでしょうか。

就職

まずは就職面です。

筆者の調べによりますと、最近CMでもおなじみのindeedでは8,000件弱もの求人がありました。(2018年4月の段階)

しかもその求人の中には楽天や三菱と言った大手企業から会計事務所や税理士法人などさらなるキャリアアップを目指せる職場、そのほかにも一部上場企業も多くあり、かなり就職に強い資格と言って間違いはなさそうです。

独立

独立をしたい場合にも簿記2級程度の知識があると大いに役立ちます。

会社に依存せずにお金を稼ぐ場合、自分で税務署に「いくら稼いだよ」と言うことを申告し、税金を納める義務があります。

その申告の方法には白色申告青色申告があり、青色申告をすることで65万円の控除や経費を計上できるといったメリットがあります。

この経費の計上の仕方や、青色申告の時に提出する財務諸表、総勘定元帳はまんま簿記で学習する範囲なのでやっておくと独立の時に困りません。

他の資格につながる

上位の日商簿記1級はもちろんのこと、IT系の難関資格である応用情報技術者試験や、経営系唯一の国家資格と呼ばれる中小企業診断士にも簿記の知識があると優位に立ち回れます。

もちろん資格がすべてではないですが、あるのと無いのではあったほうが良いので、この資格で基礎固めをするといった意味でも価値は大きいです。

そもそも簿記とは?

そもそも簿記とは何かと言われますと、google先生曰く下のようになります。

企業体などに属する財産の増減・出納(すいとう)を、一定のしかたで記録・計算・整理して、結果を明確にする記帳法。単式・複式の別があり、商業簿記・工業簿記・銀行簿記等、種類も多い。

要するにお金の流れを記録し、ナニでお金を集めてナニに使ったかを記す手続きになります。

そして先ほどちらっと出た財務諸表はこれらの記録をまとめて見やすくし、外部に公開することで営業活動が健全であり安心して投資できるかどうかの目安となります。

また、会計監査では正しい帳簿が付けられているかどうかを第三者の目から判断し、財務諸表が本当に正しいかどうかのチェックが行われます。

テキスト選び

少し話が脱線してしまいました。

それでは改めて、日商簿記2級を取得するために必要なテキスト選びに入りましょう。

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おすすめのテキストやテキストを選ぶ際の注意点などは上記のページにまとめてありますが、一番大事な事は自分に合ったテキストを使うことです。

勉強する段階でまったく予備知識がないのか、はたまた、経理の経験はあり、基礎的な知識はあるのかといった状況を考慮した上でじっくりと選びましょう。

筆者の場合は経理の経験が半年ほどあり、簿記3級を持っていたので基礎知識はあると判断し、参考書は具体的な取引を図で書いて分かりやすく紹介している「スッキリわかるシリーズ」を、問題集は時間をかけて多くの問題を解きたかったので「合格トレーニング」を選びました。

分野別勉強法

日商簿記2級は3級と異なり、工業簿記が新たに追加されます。工業簿記は慣れてしまえば簡単(と言うより楽しい)ですが、商業簿記とはまた一風変わった解き方をするので繰り返し解いて体で覚えましょうw

3級の範囲

まずは3級の範囲のおさらいです。3級は主に商業簿記と呼ばれる分野で、商品売買を主な取引として扱ってきました。

2級でも商業簿記は存在し、当然3級の学習内容を基礎として新たな取引が出てくるので、3級を取得していない方は先に3級を取得することを目標に、3級取得後かなりの時間が空いてしまった方はもう一度3級のテキストをざっと見直すことをお勧めします。

商業簿記

2級の商業簿記は3級よりも複雑で、基本的な取引は完全に覚える事が前提、特殊な取引はその場で考えることも必要になります。

2級で新たに取り扱われる論点は以下のようなものがあります。

  • 銀行勘定調整表
  • 割戻、割引
  • 棚卸減耗損、商品評価損
  • 不渡手形
  • 子会社株式、関連会社株式
  • リース取引
  • 本支店会計
  • 会社設立時の処理

これらはほんの一例にすぎませんが、3級ではあまり聞いたことのないような範囲も多いと思います。

また、2017年11月以降は学習範囲に本来は1級の範囲だった連結会計も追加されたため、簿記2級の難易度はさらに上がったと言えるでしょう。

これらの処理はいずれも、基本となる取引の仕訳方法を頭に入れておくことが最重要です。

まずは基礎を抑えることに専念し、取引を聞かれたら借方にナニを、貸方にナニを持っていくか瞬時に答えられるようになってから問題に挑戦しましょう。

工業簿記

工業簿記の勉強方法はとにかく手を動かすことです。

商業簿記はひたすら基礎を積んで、ある程度固まってから問題を解きにかかる方法が良かったですが、工業簿記は逆で、解きながら考える、解きながら要領を掴む方が勉強の効率はグンと上がります。

工業簿記では原価BOXシュラッター図など、手を動かして図を作る作業やCVP分析などで引き算割り算を行うなど数学的な要素が多く出てきます。

そして数学はアウトプットの学問なので、「読む」と「解く」の比率を2:8になるように勉強していきましょう。

2級の工業簿記の論点は一例ですが、以下のようになります。

  • 原価計算
  • 差異分析
  • シュラッター図
  • CVP分析

勉強するうえでの注意点

最後に勉強するうえでの注意点になります。どんなにいいテキストに出会えても、勉強の方法が間違っていたり、途中でやる気がなくなってしまったりしてはそれまでにかけてきた時間とお金が無駄になってしまいます。

そうならないように、以下にアドバイスを書いておきます。

モチベーションを維持する方法

まずはモチベーションを維持する方法を3つ程ご紹介します。

無理のない計画を立てる

まずは無理のない計画を立てる事。これに尽きます。

最初の段階で無理して睡眠時間を削って2時間3時間勉強すると、確かにグングンと結果は伸びるかもしれませんが、すぐに力尽きますw

それよりも生活に支障が出ないレベルで確実に毎日こなせる様にした方が結果は後からついてきます。

自分の生活スタイルを考慮し、どれくらいの時間なら毎日維持できるかを考えたうえで計画を練りましょう。

忙しいときは1日5分で良い

無理のない計画を立てたつもりでも、計画は案外崩れるものです。緊急の仕事が入ったり、病気になってしまったりと、何が起こるかわかりません。

そんな時は当初の予定を変更し、とりあえず最低5分だけ時間を確保するようにしましょう。

5分と言う時間は短いですが、継続することに意味があります。どんなに忙しくても5分なら確保できるはずですし、仕訳問題を数問解くことも可能ではないでしょうか。

最近ではスマホでも問題を解けるサイトがあるので、スキマ時間などを利用したい場合は利用してみましょう。

日商簿記2級仕訳問題 きおっくす装置
日商簿記3級の仕訳問題を、豊富な問題群からランダム出題。自動答え合わせまで。

目的意識を持つ

資格を取るのは何のためか、終着点を考えることはモチベーションを保つ意味でとても重要です。

  • 未経験だけど、経理の仕事に就きたいから
  • 独立の為に必要だから
  • 公認会計士や税理士になりたくて、その通過点として

など、動機は何でもいいですが、その目的があるかないかは合格に大きく影響してきます。

学習の流れ

では学習のスケジュールの組み方ですが大きく分けて3つです。

インプット

まず初めにインプットすることです。筆者は何事もアウトプットが一番大事と考えますが、そもそもインプットしたものが無ければアウトプットはできません。

ここでのインプットは参考書を一通りじっくり読み理解することです。

全体の勉強時間が200時間なら、そのうちの2割り、つまり40時間はこの時間としてつぎ込みましょう。

アウトプット

次にアウトプットです。読んで理解した内容が本当にわかっているのかを確認する意味と、見たことない問題でも自分の頭で考えるための能力を養う最も重要な過程です。

問題集を解く時間を意味し、最低でも100時間はこの時間に費やしたいですね。

また、勉強の順序としては一通り参考書を全部読んでから問題集を解くのではなく、論点ごとにインプット→アウトプット→次の論点をインプット→(ryの方が記憶は定着しやすいと思います。

総仕上げ

残りの60時間は総仕上げの時間になります。

総仕上げでは過去問を実際に解いて自分の実力を測りつつ、どこが苦手なのかといった苦手分野を見つけることに専念します。

そして苦手分野を見つけたら徹底的につぶしていきましょう。

これは一通りインプットとアウトプットが終わってからするものですが、この最終段階で思うように点が取れなくても落胆する必要は一切ありません

何故なら点が低いということは多くの分からないところを見つけられたことに他ならず、すべきことが分かったわけですから。

筆者は3級の試験1週間前の過去問5回で全部70点以下、2級も試験1週間前の過去問5回で3回70点以下でしたが本番ではどちらも80点以上を叩き出せています。

焦らず慌てず諦めず、(筆者はこのことをトリプルAと呼んでいます。)最後の最後まで粘りながら弱点を潰していきましょう。

問題集の使い方

問題集の使い方についても効率的な使い方をご紹介します。

先ほど紹介したTACの合格トレーニングには問題の上に3つのチェック欄があります。

そこに自分なりの記号を付けると復習がしやすくなります。筆者の場合は以下のようにしました。

  • 〇・・・1発正解。
  • △・・・計算は違ったけど、考えはあってた。一部答えを見た。
  • ×・・・答えを見ても分からなかった。

こうすることで二度目に見返した時にどこを重点的にやればいいかわかり、問題集を解く段階で弱点を発見することが可能になります。

まとめ

最後になりますが、簿記2級までは決して独学で取れない資格ではありません。

2級を持っていて良かったなと思う局面は今までたくさんあったので、自分のキャリアを見直したい方や、さらに多くのことに挑戦したいという方は是非挑戦してみましょう。

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投稿者: TS

ゲームと数学のことを主に書いてます! アドバイスやご指摘があれば是非お願いします!!

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