[GTX 980 Ti]レビュー・性能/まだまだ現役!ハイエンドグラボの性能・ベンチマークに迫る!!

こんにちは、TSです。
今回はnvidiaから発売されているグラフィックボード、GTX 980 Tiに関してレビューをしていこうと思います。
発売から4年程経過していますがまだまだ現役で殆どのゲームがノンストレスで遊べるため使い勝手がよく、GTX1000番台程けた外れの金額がかからないため手が出しやすい逸品です。



↑みたいな意見の方も多そうなので、後程ベンチマークなども見ながらその性能を紹介していきます。
※新品はプレミア価格で20万ほどしますが、出回っている中古品は2~3万で購入可能です。
GTX 980 Tiについて
GTX 980 Tiの大まかな概要を説明していきます。
概要
2015年8月に発売されたGTX 980 Tiは当時のハイエンドモデルとして発売されたグラフィックボードで、ボード1枚で最大4画面出力を可能とし、コアベースクロック 1,051MHz、ブーストクロック 1,140MHz、メモリクロック 7,010MHzといった高スペックな水準を誇っています。
発売後数年経過しており、GTX1000番台が登場していこう陰に隠れがちですが、大抵のPCソフトであればスムーズに動作させることが可能となっており、市場でも非常に人気のある一品となっています。
通常のGTX980と比較しても性能の差は歴然としており、4K解像度にも対応、ゲームだけでなく動画作成や3Dモデルの編集にも使いまわしての使用が期待できます。
パッケージ内容
パッケージ内容としては図の通り、本体と6ピン・8ピンケーブル1本ずつ、ドライバをインストールするためのデスクになります。



公式サイト
当グラフィックボードに関する公式ページは以下のURLからアクセスできます。
さらに詳しい情報が欲しい方は是非参照ください。
スペック
メーカー提示のスペックは以下の通りです。
| GPUエンジンスペック | |
| CUDAコア | 2816 | 
| ベースクロック | 1000 MHz | 
| ブーストクロック | 1075 MHz | 
| テクスチャ・フィル速度 | 176 GigaTexels/s | 
| メモリスペック | |
| メモリクロック | 7.0Gbps | 
| メモリ量 | 6GB | 
| メモリ・インターフェース | 384-bit GDDR5 | 
| 最大バンド幅 | 336.5 GB/s | 
| カードの特徴 | |
| SLI Ready | 有 | 
| SLI タイプ | 4-way | 
| プログラミング環境 | CUDA | 
| DirectX | 12 API | 
| バスタイプ | PCI-E 3.0 | 
| スペック | |
| 最大デジタル解像度 | 5120×3200 | 
| 最大VGA解像度 | 2048×1536 | 
| メディア接続 | ディスプレイポート Dual Link DVI-I HDMI  | 
| マルチディスプレイ | 対応 | 
| HDCP | 対応 | 
| HDMI | 搭載 | 
| HDMIオーディオ | Internal | 
| 寸法 | |
| 高さ | 11.6cm/4.376Inches | 
| 長さ | 26.67cm/10.5Inches | 
| 幅 | デュアルスロット | 
| 電力と温度 | |
| 最大温度 | 92度 | 
| 消費電力 | 250W | 
| 最小限必要な電力 | 650W | 
| 電気接続 | 6-pin & 8-pin | 
その他のグラボとの比較
以下はGTX780Ti、GTX1080Tiとの比較になります。
| GTX780Ti | GTX980Ti | GTX1080Ti | |
| アーキテクチャ | Keler | Maxwell | Pascal | 
| CUDAコア数 | 2880基 | 2816基 | 3584基 | 
| コアクロック | 875MHz | 1000MHz | 1480MHz | 
| ブーストクロック | 928MHz | 1075MHz | 1582MHz | 
| GPUメモリ | 3GB | 6GB | 11GB | 
| TDP | 250W | 250W | 250W | 
ひとつ前の世代のGTX780Tiと比較するとCUDAコア数は減るもののGPUメモリが3GBから6GBと倍になり、また、コアクロック数やブーストクロック数も上がっているから明らかにスペックが上がっていることが分かります。
現行のGTX1080 Tiと比較するとどうしてもコア数、コアクロック数、ブーストクロック数が大きく離されてしまっています。
重さ
重さは1,016gで1kgを超えているので若干重さを感じます。



外観がしっかりしている分重くなっていますね!
サイズ
サイズとしては30cmでした。



PCの幅が狭いかなと思う場合は購入前に測っておくと良いでしょう。
GTX 980 Tiの特徴
スペックを確認したところで、外見やファンなども見ながら確認していきます。
接続部分



接続部分は以下のように、ディスプレイポート、HDMIが一つずつ、Dual Link DVI-Iが3つ搭載されています。
4K出力にも対応しており、デュアルモニター、トリプルモニターの環境で使用することも十分に可能です。
ファン
ファンは上図の通り、3つついており、全体をくまなく冷やせる仕組みになっています。



また、一つ一つのファンをよく見てみると以下のような形状をしております。



程よい感覚で隙間が空いており、熱伝導性の高い金属製のため排熱性が高く熱がこもりにくい構造になっています!



バスタイプ
バスタイプはPCI-E 3.0となっております。



また、レーン数は16となっています。






給電
給電に関しては6ピンと8ピンのポートがあり、電源から直接補助電源を引いてくる必要があります。



また、最低限650Wは必要となるため、それに対応した電源を用意するようにしましょう。
GTX 980 Tiのベンチマーク
では実際に有名どころのゲームでベンチマークを測定するとどのような値になるかを紹介します。
環境
環境は以下の物とします。
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | Core i7 5930K @4.2 Ghz | 
| M/B | Gigabyte GA-X99-UD4 | 
| メモリ | DDR4-2666 16GB | 
| ストレージ | Samsung 850 EVO 2TB | 
| 電源ユニット | EVGA SuperNOVA 1300W | 
| OS | Windows 10 Pro 64bit | 
| ドライバ | AMD Crimson 16.5.2/3 | 
| NVIDIA 365.19/.25 | |
| 画質 | 4K | 
スコア
スコアはGTX 980 Tiと近しいとされるところでいくつか比較させていただきました。
スコアはそれぞれ暫定的に各メーカーが提示しているものを引用させていただきました。
この事からもGTX1070Tiには劣るものの、フルHD環境下であればまず不足することは無いと言えます。
最新のタイトルであろうとストレスなくプレイ可能で、人気の高いPUBGあたりもGTX1070(Tiではない)あれば十分といわれており、問題なく動作すると言えます。
GTX 980 Tiの強み弱み
GTX 980 Tiの強みや弱みを改めてまとめていきます。
強み
最初に強みから見て行きましょう。
フルHD環境下では十分に対応できる
最新のタイトルであっても、フルHD環境の元であれば十分に遊ぶことが可能で、4K解像度でのゲームをしない限りはストレスなく遊ぶことが可能です。
特に負荷が高いといわれているPUBGも問題なくプレイ可能でぬるぬる動いてくれるので、お手頃に入手できる割にはいろいろと活躍してくれます。



中古が出回っている
発売当初は10万円程したためなかなか手が出しづらかったのですが、最近では楽天やヤフオク、amazonなどで3万円代で見かけることも多くなりました。
中古の為不良品であったり故障しているリスクも否めませんが、店側で保証制度を設けているところも多いので、一度確認してみると手頃に入手できるかもしれません。
弱み
次に弱みも見ていきます。
4K下では能力不足な面も
逆に4Kでプレイしようとするとどうしても能力不足が目立ってしまいます。
そんな時はGTX1000番台を素直に購入しましょう。
特にGTX1070Tiあたりは価格も下がってきているので少し背伸びすれば届く範囲です。
プレイヤーが限られる
高画質のゲームが出てきたといえども、GTX 980 Tiはハイエンドモデルの為、高解像度でプレイすることを求めない限り殆どオーバースペックとなってしまいます。
大抵のゲームはフルHDにしても780Tiで十分動くため、わざわざこのグラボのスペックを求める必要があるのか、また、出力側が良いとしてもモニター側が対応できるのかと言った懸念も出てきます。
特に消費電力も大きくなってくるため、オーバースペックして電気代だけ無駄にかかるようでは宝の持ち腐れになってしまいます。
GTX 980 Tiの口コミ
筆者以外にも、実際に使用されて感想を載せていた方がいらっしゃるので紹介していこうと思います。
SONY Vegas Pro 13.0の「ユーザー設定/ビデオ」にある…
GPUによるビデオ処理の高速化…これを「オフ」にするとレンダリング処理が遅くなるけれどGEOFORCE GTX 980-Tiの発熱は36~38℃程度に下がることが判明しました。ウムー悩ましい設定だけどダメージを防止する良策かも。— 幻 彩 (@GenSai2017) March 14, 2019
熱効率が良いとのこともあり、長期使用でも問題なさそうですね!
gtx980tiとかってクソクロック低いのになんでこんなにスコア出るの
— UNK0 (@UnkoClient) February 27, 2020
クロック数が低くてもスコアが高く、コストパフォーマンスも非常に良いですね!
GTX 980 Tiのよくある質問
- ミドルケースでも入りますか?
 - 長いグラボです 当方ミドルサイズにいれてますが ケースをカットしていれております
普通に無加工では無理かと思います - これは4kだけではなくフルhdでもサクサクできるのでしょうか。また消費電力がきになるのですがどれくらいの電源を購入すれば良いのでしょうか
 - CPUによりますがボトルネックがなければフルHDは大抵は余裕だと思いますよ。ただGTAVやアサシンクリードなどはフルHD最高設定で60FPS張り付きは厳しいと思います。
電源はこちらでテストしてみたところシステム全体の消費電力は380WでしたからCPUのOCをしなければ500Wでも十分動きます。不安な場合は750Wあたりでどうでしょうか - Corsair HG10 N980 グラフィックスボード用水冷化キット は装着可能でしょうか?
 - 装着して使用できます、ただし冷却装置をどのようにしてあるのかわかりませんのでそのあたり確認が要ります簡易冷却では冷却部(ラジェーター)の取り付けスペースの確保(完全水冷循環式なら問題なし)等々の問題は解消することと、何よりも小生が思うにこれはボードの改造になるのでメーカー補償が消滅する可能性があると思う、なぜ水冷冷却する必要があるのかはそれぞれの思いがあるので言及しませんが、小生の場合はベンチマークテストの結果(キャラクター偏最高品質)の結果23,000前後の数値で温度は55度を越しません(通常は40度前後)特にグラボの冷却はしていません、参考になれば幸いです。
 - 補助電源は何ピンですか?
 - 6ピンと8ピンです
 
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今回はGTX 980 Tiについてのレビューをさせて頂きました。
少し前の世代のグラボとは言え性能はかなり高くまだまだ現役で用いることが出来て安価に手に入るようになってきたので、これ以前のグラボから買い替えを考えている方は是非参考にしてみてください!









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